緊急事態宣言が解除されたことを受け、政府は２９日、全閣僚が集まっての閣議をおよそ５０日ぶりに再開しました。

全閣僚が集まって対面形式で閣議が行われるのは、緊急事態宣言が出された４月７日以来となります。

閣僚らは全員マスクをつけて参加し、部屋の空気を入れ換えるなど感染症対策を講じた上で開催したということです。

定例の閣議は毎週火曜日と金曜日に行われますが、今後は閣議室の空気入れ替えやテーブル・椅子などの消毒を徹底し、当面、週１回は対面で、もう１回は持ち回り形式で閣議を行うということです。

緊急事態宣言中は、試験的にテレビ会議形式での閣議も行われましたが、セキュリティー上の安全が確保できない点もあり、実施にはなお検討が必要だということです。

また、閣僚の署名を電子署名で行うことについても、電子署名を法的に閣議の署名とみなせるのかなど、検討課題があるということです。