年30万円前後“香典や枕花”菅原前経産相
公職選挙法違反の疑惑を指摘され、経済産業大臣を辞任した自民党の菅原一秀議員が会見し、違法性を認識した上で、秘書に香典を持参させていたことを明らかにしました。
菅原前経産相「選挙区内の葬儀に際しまして、ご自宅に送った枕花あるいは秘書が葬儀に出席をして香典を渡したといった点について一部、公選法に触れる事案がございました」
―Q.秘書が代理で香典を持って行くことが公選法に違反するとの認識は?
菅原前経産相「はい、そういう認識は持っていました」
菅原氏は、去年10月に大臣を辞任して以降、詳しい説明をしていませんでしたが、ようやく公職選挙法違反を認め、謝罪しました。
違法性を認識しながら秘書に香典を持参させていたことについては、「海外にいた場合などにやむにやまれず、そのような弔意を示すやり方をしてしまった」と釈明しました。
また、捜査を受けていることを明らかにし、違法に渡していた香典や枕花は2017年からの3年間で年間平均30万円前後だったと説明しました。
一方で、議員辞職や離党はしないということです。