安倍首相、体調悪化で辞任の意向を固める
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安倍首相は自身の体調問題により、首相を辞任する意向を固めました。
関係者によりますと、安倍首相は、体調が悪化したことなどから辞任する意向を固めました。安倍首相が体調不良を理由に首相を辞任するのは1次政権下の2007年に次いで2度目です。
安倍首相をめぐっては、新型コロナウイルスへの対応で一時、147日間連続で勤務したことなどから、6月の通常国会閉会後から既に疲労の蓄積などによる体調不良が懸念されていました。
こうした中、複数の政府与党関係者によると、持病の潰瘍性大腸炎が再び悪化し、8月17日には日帰り検診として都内の病院に入り、治療も受けたということです。さらに翌週24日にも病院に赴き「再検査を受けた」と説明していました。
その後、自身の体調については「体調管理に万全を期してこれからまた仕事を頑張りたい」と話していましたが、最終的には辞任する意向を固めたものです。
安倍首相は2012年12月の第2次政権発足以降、約7年8か月にわたって首相を務め、8月24日には、大叔父の佐藤栄作元首相を超えて連続在任日数の歴代1位となったばかりでした。
収束の兆しがみえない新型コロナウイルスへの対応や、大きく落ち込んだ経済の立て直しに向けて、政治空白は許されません。後任を決める自民党総裁選挙をいつどのように実施するのか、政局は流動化します。