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岸田首相“裏金”処分前に 「解散総選挙行わず」

2024年3月18日 11:51
岸田首相“裏金”処分前に 「解散総選挙行わず」
自民党の派閥の政治資金をめぐる事件を受け、野党側は岸田首相に処分をいつ行うのか厳しく追及しています。岸田首相は処分の時期を明確には示しませんでしたが、処分の前に衆議院の解散総選挙を行う事はないと明言しました。

立憲民主党・福山議員
「総理、裏金問題の処分はいつ頃までに出されるんですか」

岸田首相
「できるだけ、早期に党としても、この判断をしたいと考えております」

立憲民主党・福山議員
「一つの材料として(政倫審での)弁明に出るか出ないかは、処分に影響するかどうか、イエスかノーか、自民党の総裁として明確にお答えください」

岸田首相
「形ではなく(説明の)中身が大事です」

立憲民主党・福山議員
「処分の前に解散するようなことはされませんね」

岸田首相
「今、解散を考えていないわけでありますから、今、その処分の前に、解散は考えておりません」

処分にあたって岸田首相は「関係者の数はかなりの人数になる」とした上で、「党の調査、政倫審などでの弁明、全体を見た上で判断したいと考える」と説明しました。

また、処分の時期について立憲民主党の福山議員は6月下旬までの「通常国会中には処分するのか」と追及したのに対して、岸田首相は「通常国会中には判断する」と述べましたが、それ以上の詳細な時期については明確に答えませんでした。