茂木外相、中国公船の侵入に改めて抗議
茂木外務大臣は24日、日本を訪問中の中国の王毅外相と会談し、尖閣諸島周辺海域への中国公船の侵入について、改めて抗議し、前向きな行動を強く求めました。
茂木外相「尖閣諸島周辺海域に関する日本の立場を説明し、中国側の前向きな行動を強く求めるとともに、今後とも意思疎通を行っていくことを確認しました」
会談で茂木大臣は、中国公船の侵入について改めて強く抗議しました。
中国・王毅外相「この問題で中国の立場は明確です。我々は自分たちの主権をこれからも守る」
一方、王毅外相は、日本の漁船が周辺海域に入ったため、対応を取らざるを得なかったと主張し、議論は平行線に終わりました。
また、会談で両外相は新型コロナに伴う入国制限を緩和し、今月中にビジネス関係者の往来を再開させることで合意しました。
菅政権の発足後、中国政府の要人の日本訪問は初めてのことで、王毅外相は25日午後、菅総理大臣とも会談する予定です。