自民党の議員による政治とカネの問題が相次ぐ中、二階幹事長は１日の会見で「ずいぶん政治とカネの問題はきれいになってきている」と述べました。

自民党・二階幹事長「政治とカネの問題といったって、これはまぁ言われて久しいわけでありますよね。ずいぶん政治とカネの問題はきれいになってきてるじゃないですか」

二階幹事長はこのように述べた上で「国民にも評価していただいてしかるべきだ」と強調しました。

さらに、「カネを使って選挙しようと思っている立候補者は自民党にはいない。真面目に政治を志す者にとって、カネが必要だと言われること自体が屈辱だ。そういうことが国民に理解されるように我々も努力したい」と説明しました。

立憲民主党・枝野代表「きれいになったどころか、むしろ大がかりなひどい話になってるのではないか」

一方、立憲民主党の枝野代表は２０１９年の参議院選挙をめぐる公職選挙法違反事件で有罪が確定した河井案里氏の陣営に、自民党本部から１億５０００万円が振り込まれていたことに触れ、「政権与党総ぐるみの政治とカネの問題は過去に聞いたことがない」と厳しく批判しました。