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菅氏不出馬表明 総裁選構図、大きく変化か

2021年9月3日 16:10
菅氏不出馬表明 総裁選構図、大きく変化か

菅総理大臣が、今月行われる自民党の総裁選挙に立候補しないことを表明しました。

菅総理は総裁選の再選が見通せなくなったことに加え、党内の求心力が低下し、コロナ対策を実行することも難しいと判断し、立候補を断念しました。

菅総理「コロナ対策と選挙活動、こうしたことを考えた時に実際莫大(ばくだい)なエネルギーが必要でありました。そういう中でやはり両立はできない」

今後ですが、自民党の総裁選は今月17日告示、29日投開票の日程で行われ、岸田前政調会長が立候補を表明し、高市前総務大臣が意欲を示していますが、構図は大きく変わる可能性があります。

今後の動向に注目されるのが、世論の人気が高い河野ワクチン担当大臣、石破元幹事長です。

河野氏は周辺に対し菅総理が出ないなら立候補を検討する考えを伝えていました。河野氏に近い議員は、「世代交代が必要だ。河野氏が出るべきだ」と述べ、立候補を求める考えを示しました。

一方、これまで立候補するか「白紙」としてきた石破氏は、「全く新しい展開になったので、同志と相談しながらしかるべき時に結論を出したい」と述べました。石破派内からは立候補を求める声もあがっていて今後の対応が注目されます。