岸田首相、バイデン大統領と“初”電話会談
岸田首相が5日朝、アメリカのバイデン大統領と就任後、初めてとなる電話会談を行い、日米同盟を強化していくことなどで一致しました。
岸田首相「バイデン大統領との間においては、日米同盟の強化、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、ともに取り組んでいく。こうしたことを確認いたしました」
会談では、アメリカによる防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条が尖閣諸島に適用されることを確認しました。
また、中国や北朝鮮など地域の課題や拉致問題の解決に向けて緊密に連携することでも一致し、新型コロナウイルスや気候変動問題、核兵器のない世界に向けた取り組みなど地球規模の課題で緊密に連携していくことを確認しました。
両首脳はまた、日米首脳会談を早期に対面で行うことも確認しました。
その後、岸田首相は、オーストラリアのモリソン首相ともテレビ首脳会談を行いました。
会談で両首脳は、両国間の「特別な戦略的パートナーシップ」を一層発展させ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現のために連携していくことで一致しました。また、拉致問題を含む北朝鮮への対応について引き続き連携していくことも確認しました。