人権問題も…岸田総理、習主席と電話会談
岸田総理大臣は8日、中国の習近平国家主席と初めての電話会談を行い、新疆ウイグル自治区での人権問題についても意見交換しました。
およそ30分間の電話会談で岸田総理は、尖閣諸島をめぐる中国の動き、香港や新疆ウイグル自治区での人権問題などについて、習主席に問題提起したということです。
岸田総理「日中両国の間には隣国であるがゆえに様々な問題もありますが、主張すべきは当然主張しながら、今後とも習主席と率直に議論していきたい」
中国国営メディアによると、習主席は「歴史認識や台湾などの重大かつセンシティブな問題に適切に対処すべきだ」と指摘しつつも、日本との経済分野での関係強化に期待を示しました。
岸田総理は、また、インドのモディ首相とも初の電話会談を行いました。両国は、中国を念頭に、経済安全保障分野での協力を深めていくことなどで一致したということです。