細田博之前衆院議長が79歳で死去 岸田首相「心から哀悼の誠を…」
官房長官や自民党幹事長などを歴任した細田博之前衆議院議長が10日、都内の病院で亡くなりました。79歳でした。
細田氏は1944年に島根県松江市で生まれ、通商産業省勤務や議員秘書を経て、1990年の衆議院議員選挙で初当選しました。11回連続で当選し、内閣官房長官や自民党の幹事長など要職を歴任し、最大派閥の現在の安倍派の会長も務めました。
2021年には衆議院議長に就任しましたが、先月の会見で、脳梗塞の症状が出たことを明らかにし、体調不良を理由に議長を辞任すると表明しました。一方で、衆議院議員は辞職はしない考えを示していました。
また、細田氏はいわゆる統一教会をめぐり、関連団体の会合に出席したものの、「問題はない」と主張していました。
岸田首相「心から哀悼の誠をささげたいと思います。今日までの細田前議長のご努力に心から敬意を表したいと思います」
立憲民主党・安住国対委員長「突然こういう形で亡くなるとは思っておりませんでした。ご冥福をお祈りしたいと思います。ただ、残念ながら一方で、立法府の最高責任者として説明責任はぜひ果たしていただきたかったなというふうに思っております」