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自民党・派閥“パーティー券問題”うけ…総裁直属「政治刷新本部」立ち上げへ 岸田首相が表明

2024年1月4日 19:12
自民党・派閥“パーティー券問題”うけ…総裁直属「政治刷新本部」立ち上げへ 岸田首相が表明
自民党の派閥のパーティー券問題を受け、岸田首相は、来週、総裁直属の新たな組織「政治刷新本部」を立ち上げ、今月中に中間とりまとめを行う考えを表明しました。

岸田首相「政策集団(派閥)が本来の目的から外れて、金ですとかポストを求める場になっていたのではないか。こういった国民の疑念があること、このことは深刻に受け止めなければならない」

岸田首相は会見で「疑念を持たれる事態を招き心からおわび申し上げる」と陳謝した上で、「信頼を回復すべく自民党の体質を刷新する取り組みを進める」と述べました。

その上で、政治資金の透明性の拡大や派閥のあり方に関するルールを検討するため、来週、党内に総裁直属の「政治刷新本部」を立ち上げると表明しました。本部には若手議員や外部の有識者も参加し、今月中に中間とりまとめを行います。

岸田首相は政治資金の透明化に向けた具体例として、派閥のパーティーの収支について「党が監査を行うこと」やパーティー券の支払いを「現金から原則、銀行振り込みにする」ことなどを挙げました。

その上で、政治資金規正法の改正について国会で各党と議論し、結論を得なければならないと強調しました。