北ミサイル発射でNSC開催「地域の緊張を著しく高める」官房長官
松野官房長官は、2日の会見で、NSC(=国家安全保障会議)の4大臣会合を開催し、北朝鮮が発射した一部のミサイルが黄海上の南北軍事境界線とされる北方限界線を越えたことについて「地域の緊張を著しく高めるものだ」と述べました。
政府は、午前11時過ぎから、NSC(=国家安全保障会議)の4大臣会合を開催し、北朝鮮による弾道ミサイルの発射を受けた朝鮮半島情勢について、議論しました。
終了後、松野官房長官は、「北朝鮮は本日の複数の発射を含め、これまでにない高い頻度での弾道ミサイル発射を繰り返しており、断じて容認できない」と述べました。
さらに、一部のミサイルが北方限界線を越えて飛翔したことを受け「地域の緊張を著しく高めるものだ」と強調しました。
その上で、北朝鮮が弾道ミサイルの発射や核実験の実施を含めて、さらなる挑発行為に出る可能性があるとして、引き続き、情報収集や警戒監視に全力をあげる考えを示しました。