安倍元首相の国葬が27日午後に行われます。これを前に、会場近くでは一般向けの献花が行われています。

九段坂公園では多くの人が早くから並んだため、急きょ、開始時間を30分早め、午前9時半から献花の受け付けが始まりました。先ほど話を聞いた30代の女性は「安倍さんは長い間、日本を引っ張って貢献してくれた。きょうは、会社を休んできました」などと話していました。

安倍元首相の国葬は27日午後2時から、東京・千代田区の日本武道館で行われ、国の内外から約4300人が参列します。国歌演奏や黙とうなどのあと、葬儀委員長を務める岸田首相のほか、友人代表として菅前首相が追悼の辞を述べます。

戦後、首相経験者を対象とした「国葬」が行われるのは1967年の吉田茂元首相以来55年ぶりとなりますが、一方で反対論も広がっています。また、国会の周辺では大規模な反対デモが行われる予定で、世論が割れる中での国葬の実施となります。