徳島県鳴門市の鳴門市文化会館の耐震改修事業をめぐっては、市が公募型プロポーザル方式で事業委託する業者の選定を進めていました。

しかし、参加した業者の提案が上限価格を超え失格するなどしたため、市は公募を中止していました。

このため鳴門市では、9月4日に開会した鳴門市議会定例会で、再公募に向けこれまでの事業費から約5億2000万円増額した総額59億7000万円の一般会計補正予算案を提出しました。

提出理由について泉理彦鳴門市長は、次のように述べました。

（泉理彦鳴門市長）
「資材価格等の高騰により、想定を上回る速度で建設工事価格が増加していることに加え、建設業界において人材が不足していることがあげられる」

このあと採決が行われ、全会一致で可決されました。

鳴門市は今後、早期着工を図り、当初の予定通りの2027年6月オープンを目指します。