衆院選は最終盤 支持拡大を呼びかける 山形県内各候補の訴えは 県2区
衆議院議員選挙は27日、投開票が行われます。選挙戦は最終盤、支持拡大を呼びかける各候補の訴えが熱を帯びています。前職と新人合わせて4人がしのぎを削っている県2区の訴えです。
自由民主党の前職・鈴木憲和さん。裏金問題を巡る党への批判に対しては、党改革の必要性を訴えてきました。そして、農業県・山形選出の議員として地元を見つめた農業政策に取り組むことを最後まで訴えていく考えです。
鈴木憲和候補「近い将来決定権のある立場になることができたら必ず日本全国どんなに条件の悪い場所でも農業で生計がたって地域を次の世代に引き継いでいける日本を実現したい。それこそが日本の食料安全保障につながると信じている」
街宣「27日の投票日には金権政治打破・消費税減税の財源を示す日本共産党とお書きください」
共産党の新人・岩本康嗣さんは24日、西村山地域を回って街頭演説を重ねました。政治とカネの問題を軸にした企業献金の廃止や減税などの訴えが与党へ不信感を抱く有権者に 響いていると感じています。
岩本康嗣候補「終盤になって手応えはどんどん上がってきていますね。演説をしていても車からの声援が多くてしょっちゅうお礼のために演説が中断してうれしい悲鳴」
街宣車「どうもありがとうございます。日本共産党と岩本康嗣へ大きなご支援をどうかよろしくお願いします」
演説「東北にこそ積極財政。れいわ新選組が先頭に立ちます。最後の最後までみなさん応援のほどよろしくお願いいたします」
れいわ新選組の新人・二藤部冬馬さんは最終日まで選挙カーでなるべく多くの地域を回り自らの訴えを伝える戦略です。地方を重視する取り組みや党が掲げる消費税の廃止といった政策に対して特に郡部の有権者からの反響が大きいと感じています。
二藤部冬馬候補「街頭演説終わって候補者が自分で選挙カー片付けてドア閉めてという光景は、普通は見られないと思いますけどね。組織力ではかなわないところはあるかもしれないが自分たちらしく戦っていくしかない」
街宣「しがらみのない政治しがらみのない選挙をやっております。どうか皆さん最後までよろしくお願いします」
国民民主党新人の菊池大二郎さんは当初、知名度不足を懸念していました。しかし、選挙戦では県内で高い知名度を誇る舟山康江参議院議員が連日、一緒に奔走し、舟山さんの支持層からも多くの支持を得ています。
23日開かれた米沢市の個人演説会は急きょ席を増やす盛況ぶり。最終盤も舟山さんと連動し訴えを続けていきます。
菊池大二郎候補「間違いなくこの知名度不足は皆さんのおかげで解消どころか子どもたちまで広がっている。もう一押しなんです。もう一押しの力添えを賜りますよう心よりお願いします」