今回の衆院選は記録的大雨の被災地にとって初の国政選挙となります。戸沢村と酒田市の一部地域ではあわせて3つの投票所が大雨の影響で使用できず、ほかの投票所に統合して対応する予定であることが分かりました。

戸沢村の選挙管理委員会によりますと、ことし7月の記録的大雨でこれまで選挙の投票所として使用してきた「蔵岡公民館」と「白糸集会所」の2か所が浸水被害を受けました。どちらも投票所としては使用できないと判断し、被害を受けた2つの投票所を今回の衆院選では戸沢村役場に統合して対応することを決めました。これによって戸沢村の投票所は2つ減って7か所になります。
投票区が変更になった住民や村内の仮設住宅に移転した住民に対しては投票所までの移動支援として無料バスの運行を予定しているということです。バスの運行は村内を予定していて、他県や他の市町村に避難している住民には不在者投票などを活用してほしいとしています。

酒田市では、大雨被害が大きかった大沢地区の「曙自治会館」が使用できず、「大沢コミュニティセンター」に統合されます。
一方、現在も一部の住民が避難所や仮設住宅などで暮らしている鮭川村と遊佐町では、今回の大雨による投票所の変更はありません。避難者については14日の選挙人登録時までに住所の変更手続きをしていない限り、元々住んでいた地区での投票になるということです。