県議会一般質問 富士山登山鉄道と県有地訴訟で議論白熱 山梨県
質問した県議4人のうち3人が富士山登山鉄道構想に関して、いずれも否定的な立場から長崎知事を質しました。
志村直毅県議
「現在のスバルラインの通行規制や料金の見直しによる抑制策、EVバスの自動運転により来訪者コントロールなど五合目アクセスの方法をさらに検討する必要がある」
飯島修県議
「富士山のよう連続勾配が多く、厳冬期の極寒の時期の大雪・凍結・雪崩等を勘案すると、LRTによる安全運行が可能であるとは到底考えられません」
これに対し、長崎知事は…
長崎幸太郎知事
「まずは議員が安全走行が可能であるとは到底考えられないとするしっかりとした科学的根拠をお示し頂かないと議論のしようがありません。いずれにしろ専門家の意見を伺いながら調査・検討を行いしっかりと確保する」
このほか、県の敗訴が確定した県有地訴訟についても議論が白熱しました。
県議からは「知事は謝罪し裁判費用を弁済すべき」「全面敗訴の責任をどうとるのか」などと質問。長崎知事は「一連の訴訟追行は知事としての責務を果たしたもの」などと強調しました。