日本初開業の鉄道遺構「高輪築堤」埋め戻し前に公開
およそ150年前に日本で最初に開業した鉄道の遺構「高輪築堤」が、埋め戻されるのを前に、報道公開が行われました。
「高輪築堤」は、明治初期に日本で初めて鉄道を開業する際に、海の上に鉄道を走らせるためにつくられた線路の土台で、2019年、JR東日本の高輪ゲートウェイ駅周辺の再開発工事で発見されました。
東京の港区教育委員会が、築堤の状態などを調査していて、確認された築堤は一度、埋め戻されることになりますが、3日にその一部、幅2メートルほどの石垣が報道公開されました。
今月8日と9日の2日間は、一般公開も予定していて、翌日10日から埋め戻し作業を開始する予定だということです。
港区などは今後、文化財としての評価や保護の方法などを検討していくとしています。
最終更新日:2024年12月3日 15:07