福島第一原発の燃料デブリ、取り出し完了 事故後初
福島第一原発では、原発事故後、初めてとなる燃料デブリの取り出しが完了しました。
東京電力は、ことし9月から福島第一原発2号機に釣りざおのような装置を投入し、燃料デブリの試験的な取り出しに着手しました。
先月には、数グラムの燃料デブリを採取し、東京電力は、7日午前11時40分に一連の作業を完了させました。
2011年の原発事故から13年以上が経過していますが、原子炉から燃料デブリを取り出すのは初めてです。燃料デブリは今後、茨城県の施設で、成分や構造などの分析が進められます。
今回、取り出した燃料デブリは、大きさが5ミリ程度で、重さは3グラム以下とみられています。
最終更新日:2024年11月7日 14:59