コロナ禍の大きな転換点迎える 外来、入院検査、治療は自己負担発生 今日から「5類」に移行
8日から新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行し、3年あまり続いたコロナ禍の大きな転換点を迎えました。
5類移行後の初日となる8日朝のJR東京駅前では、マスクを着けている人の割合は71.9%で、およそ2週間前と比べて1割近くマスクを着用する人が少なくなっていました。
東京都内の病院では、これまで感染者が増加した場合は「発熱外来」を開き、診察時間と待合室などを通常の患者とは分けて対応してきましたが、今後も発熱の症状がある患者などは、待合室などの動線を分ける対応を続けるということです。
大泉生協病院・斉藤文洋院長「今までと同じような感染対策をしつつも、もっと簡易的に広く、発熱した方を診られるようにする工夫がすごく大変。本当にそれで、うまくいくのかなと思っています」
8日からはコロナ患者の外来や、入院での検査や治療は保険診療となり、自己負担が発生します。ただ、患者の急激な負担増を防ぐため、9月末まではモルヌピラビルなど高額な治療薬は引き続き公費でまかなわれ、高額な入院費は月に最大2万円減額されます。
一方、コロナ患者の「推奨」される療養期間は「発症翌日から5日間」、または5日目に症状が続いている場合は症状回復後、1日程度、外出を控えることとされています。