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なぜ突然の逮捕…ウラ側で何が? ガーシー容疑者、笑顔のワケ

2023年6月5日 17:15
なぜ突然の逮捕…ウラ側で何が? ガーシー容疑者、笑顔のワケ

前参議院議員のガーシー容疑者が逮捕された事件。帰国の裏では何があったのでしょうか。今後の捜査のポイントは。警視庁記者クラブから中継です。

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――今回、急転直下の帰国・逮捕となりましたが、なぜ実現したのでしょうか?

警察庁と警視庁が先月捜査員らをUAE(=アラブ首長国連邦)に派遣し、直接、ガーシー容疑者の速やかな移送などを訴えたということが鍵になったとみられます。

UAEへの“直談判”がガーシー容疑者の事実上の国外退去につながったようです。

また、警察当局はことし4月にICPO(=国際刑事警察機構)を通じて国際手配を行っていましたが当初、“所在の確認を求める”「青手配」だったものを“身柄の拘束を求める”「赤手配」に切り替えていたこともわかっています。

――ガーシー容疑者はTシャツ姿でしたがそれだけ帰国は急だったのでしょうか?

まず、今回の帰国はガーシー容疑者の意思ではない。ということを捜査幹部は明言しています。ガーシー容疑者がどのタイミングで帰国しなければならないことを知ったのかは明らかになっていませんが、手荷物はなくスマートフォン1台だけを持って帰国しています。

日本の警察当局はUAE側が協力要請に対して前向きな感触を得ていて準備を進めていたようですが、ガーシー容疑者の帰国をUAE側から知らされたのは4日早朝のことで、ガーシー容疑者本人も含め4日というタイミングになったのは突然だったという印象です。

――ガーシー容疑者は空港では笑顔を見せる場面もありました。なにか捜査員とやりとりがあったのでしょうか?

4日にガーシー容疑者と接見した弁護士によりますと、ガーシー容疑者が空港に集まった報道陣を目の当たりにして、一緒にいた捜査員に対して「すごいですね」といった話をしたそうです。そこで笑顔が出たのでは、と本人が話していたということです。

――今後の捜査のポイントはどういうところになるでしょうか?

動画自体は客観証拠として残っているのでそれをやった、やらないというところは争う部分ではなく、むしろ動画配信をガーシー容疑者に指示した人物がいたのかどうか、ガーシー容疑者の動画配信における役割を本人の供述や証拠と照らして解明していくことになります。