コロナと日本人の体力や運動習慣、明確な相関みられず~昨年度の体力・運動能力調査結果をスポーツ庁が公表
12日にスポーツ庁が発表した昨年度の体力・運動能力の調査結果によると、新型コロナウイルスの流行と日本人の体力や運動習慣について、明確な相関はみられなかったということです。
スポーツ庁は12日、体力や運動習慣などについて、6歳から79歳までの全国7万4000人あまりを対象に行った昨年度の体力・運動能力の調査結果を公表しました。
2020年から流行が拡大した新型コロナウイルスの影響で生活習慣の変化による体力への影響が懸念されていましたが、コロナ流行前の2019年度と比べると、様々な運動能力の合計を表す「体力の合計点」について男女ともに若干の減少傾向にあるものの、明確な相関はみられなかったということです。
一方で、過去10年間の運動習慣のデータを比較した結果、特に20代から40代の女性が目標値を大きく下回る結果となり、運動実施率の低下傾向がみられるということです。
スポーツ庁は、女性がスポーツをしやすい環境の整備などに取り組んでいきたいとしています。