元長野県議“妻殺害”裁判 被告人質問始まる 弁護士通じ息子に手紙
3年前、妻を殺害した罪に問われ無罪を主張している元県議会議員の裁判員裁判。19日から始まった被告人質問で、被告の男は逮捕後、弁護士を通じて息子に送った手紙の内容を初めて語りました。
19日朝、傍聴券を求めて多くの人たちが集まった長野地方裁判所。19日に証言台に立ったのは、殺人の罪に問われている元県議会議員・丸山大輔被告(50)です。2021年9月、長野県塩尻市の自宅兼事務所で、妻の希美さん(当時47)の首を絞めて殺害したとされています。
弁護側の質問で事件前日の夜、何をしていたのか問われると、丸山被告は「翌日に控えた一般質問で自分の考えを述べる部分の構想を練っていた」と話しましたが、寝た時間や具体的な作業については「覚えていない」としました。
また逮捕後、弁護士を通じて2人の息子に送った手紙について、「父ちゃんは犯人じゃないから」「強い子だから頑張れ」と書いて送ったと証言しました。
20日も検察側からの質問が予定されています。