路線価公表 全国平均が2年ぶりに上昇も…観光地などは下落
相続税を計算する際の基準となる「路線価」が公表され、全国平均が2年ぶりに上昇しました。一方、観光地などでは下落していて、外国人観光客の受け入れ停止の影響を受けたとみられます。
1日、国税庁が公表した「路線価」の全国平均は、去年に比べて0.5パーセント上がり、2年ぶりに上昇しました。
今年は20都道府県で路線価が上がり、国税庁は、新型コロナウイルスの影響で減っていた人出が増加したことなどが上昇の要因とみています。
一方、東京・上野の中央通りでは2.5パーセント、大阪・ミナミの中央区心斎橋筋2丁目では10.6パーセント下がるなど、観光地などでは去年に続き下落したところもありました。
外国人観光客の受け入れ停止の影響を受けたとみられます。
また、全国最高額となったのは、37年連続で東京・銀座の鳩居堂前で、1平方メートルあたり4224万円となりました。