【あす16日（金）全国天気】

・強い南風から強い北風へ
・北陸以北は厳しい寒さ
・激しい寒暖差に注意
・東北は大雪の所も

あす16日（金）は、低気圧や前線が日本のはるか東へ遠ざかり、一時的に西高東低の冬型となるでしょう。このため、季節外れの暖かさをもたらした暖気はいったん抜け、上空には冬の寒気が流れ込む予想です。この影響で、北日本の日本海側や北陸は、午前中を中心に雪が降り、北風も強く、ふぶく所があるでしょう。青森県では大雪となるおそれがあり、注意が必要です。関東など太平洋側では、16日の明け方まで雨が残り、雷を伴う所もありそうですが、日中は晴れる所が多くなるでしょう。

最低気温は、15日の朝より5℃前後低くなる所が多いものの、この時期としては冷え込みは弱い予想です。最高気温は、寒気の影響を受けて15日より大幅に低くなるでしょう。中でも東北や北陸などは10℃以上低くなる所もありそうです。仙台や金沢は14℃下がって7℃、長野は16℃下がって3℃、鳥取は12℃下がって8℃などで、一気に真冬の寒さに戻りそうです。東京都心も8℃下がって13℃の予想で、3月上旬並みですが、午前中を中心に、冷たい北風が強く吹くため、体感は冬の寒さとなるでしょう。

＜あす16日（金）の予想最低気温 （）内は前日差と季節感＞

札幌　　　-4℃（-5 3月上旬並み）
青森　　　 0℃（-7 3月下旬）
仙台　　　 3℃（-4 3月下旬）
新潟　　　 2℃（-5 3月中旬）
東京都心　 7℃（+1 3月下旬）
名古屋　　 5℃（-2 3月中旬）
大阪　　　 6℃（-6 3月中旬）
広島　　　 7℃（-4 3月下旬）
高知　　　 7℃（-5 3月下旬）
福岡　　　 7℃（-7 3月中旬）

＜あす16日（金）の予想最高気温 （）内は前日差と季節感＞

札幌　　　-1℃（-4 真冬）
青森　　　 3℃（-8 平年並み）
仙台　　　 7℃（-14 2月下旬）
新潟　　　 5℃（-9 真冬）
東京都心　13℃（-8 3月上旬）
名古屋　　13℃（-1 3月上旬）
大阪　　　11℃（-7 平年並み）
広島　　　14℃（-3 3月中旬）
高知　　　16℃（±0 3月中旬）
福岡　　　12℃（-8 平年並み）


【激しすぎる寒暖差、気温の乱高下に十分注意】

この先も、激しすぎる寒暖差、気温の乱高下に要注意です。あす16日（金）からあさって17日（土）にかけては、いったん寒気が通過するため、空気が冷たくなるでしょう。ところが、18日（日）頃からは再びぐんぐん気温が上昇し、週明け19日（月）から20日（火）は、季節外れの暖かさとなりそうです。特に札幌など、北海道では2月の観測史上1位の暖かさを大きく更新する所がある予想です。しかし来週の半ば以降は、前線の南下とともに、一気に冬の空気に入れ替わる予想で、寒暖差に要注意です。