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「検察庁を敵視するのは反社」取り調べで“精神的苦痛”国を提訴へ

2024年7月23日 16:22
「検察庁を敵視するのは反社」取り調べで“精神的苦痛”国を提訴へ

3年前、東京地検特捜部に逮捕・起訴された被告が、取り調べで検事から「検察庁を敵視するのは反社」などと言われ、違法な取り調べで精神的苦痛を受けたとして、国を提訴することが分かりました。

訴えを起こすのは、3年前、詐欺などの罪で東京地検特捜部に逮捕・起訴された、太陽光発電事業を行う生田尚之被告です。

弁護士によりますと、裁判に向けて開示された取り調べの録音・録画の映像に、検事が「検察庁を敵視するということは反社や、完全に」などと黙秘する生田被告を非難するような場面が記録されていたということです。

また、「完全になめとるやん。検察庁がそういう人間許すと思うか」、「経営者として能力のない詐欺ばっかりしてきた人間、ウソばっか言うてきた人間と一旦、受け入れてみたらええやん」などと脅したり侮辱したりするような発言を繰り返したということです。

生田被告側は、違法な取り調べで精神的苦痛を受けたとして、1100万円の損害賠償を求め、24日にも、国を提訴するということです。