斉藤国交相「再発防止の措置を行い報告を」 東海道新幹線“運転見合わせ”うけ
22日、東海道新幹線の保守用の車両が衝突・脱線し、一部区間で終日運転を見合わせましたが、斉藤国交相はJR東海に対し、「再発防止の措置を行い報告をするよう求めている」と述べました。
22日未明、東海道新幹線の豊橋駅と三河安城駅の間で、保守用の車両2台が衝突・脱線した事故では、東海道新幹線は名古屋駅と浜松駅間で終日運転を見合わせ、JR東海によりますと、上下線合わせて328本が運休、およそ25万人に影響が出ました。
斉藤大臣は23日の閣議後の会見で、夏休みが始まった時期に多くの利用客に混乱が生じたとした上で、「大変重く受け止めている」と述べました。
また、国交省はJR東海に対し、ただちに原因を究明するとともに、再発防止の措置を行って報告するよう求めていて、斉藤大臣はこの報告を踏まえ、「鉄道の安全、安定輸送の確保や保守作業の安全確保などに向け事業者を指導してまいりたい」としました。