“旧ビッグモーター”引き継いだ新会社「BALM」 不正請求の調査打ち切る方針
中古車販売大手の旧ビッグモーターから損害賠償の対応などを引き継いだ新会社が、不正請求に関する調査を打ち切る方針を示しました。
旧ビッグモーターによる損害保険会社への保険金の不正請求をめぐっては、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険、東京海上日動火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険の4社合わせて、現時点でおよそ6万5000件で不正請求の疑いがあることが損保各社の調査でわかりました。
このうち、旧ビッグモーターから対応を引き継いだ新会社「BALM」と損保各社が請求額について合意して解決したケースは、まだわずかです。
BALMは22日、「画像を見ても、不適切行為による損傷か判断できないケースが相当数見受けられる」などとして、調査を終了する意向を示しました。
今後は裁判所での調停を通じて解決することを損保各社に提案し、協議を開始しているということです。