28日は全国的に大気の状態が不安定で、各地で激しい雨となりました。熊本県では阿蘇乙姫で1時間に75.5ミリ、菊池市で53ミリの非常に激しい雨を観測。玉名市では道路が冠水し、川のようになっていました。

また、東京都と埼玉県を流れる荒川では、本格的な大雨シーズンを前に洪水に備えるため、荒川上流河川事務所などによる訓練が行われました。訓練では、豪雨などで河川が氾濫し、浸水した際に稼働する「排水ポンプ車」の作業手順を確認。このポンプ車は、浸水した住宅地などから川などに向けて水を排出する車で、25メートルプールを10分で空にできる能力があるということです。

一方、28日は夜から朝にかけて蒸し暑く、25℃以上となる「熱帯夜」が続出。愛知県名古屋市、大阪市、熊本市など27地点で今年初めての「熱帯夜」となりました。東京都心は最高気温32.3℃と今年一番の暑さに。梅雨明けを前に、早くも夏本番の暑さとなりました。

こうした中、佐賀県嬉野市の高校では熱中症対策のため、28日から「夏の制服」を導入し、ブラウスやスラックスのほかに、ポロシャツとハーフパンツを選ぶことができるようになりました。

※詳しくは動画をご覧ください。（6月28日放送『news every.』より）