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掘削現場で蒸気噴出 「遅すぎる」説明会実施も住民から批判 公表控えた企業に広がる不信感

2023年7月5日 22:05
掘削現場で蒸気噴出 「遅すぎる」説明会実施も住民から批判 公表控えた企業に広がる不信感

北海道蘭越町の掘削現場で大量の蒸気が噴出している問題で、掘削をおこなっている企業が4日に初めて住民説明会を開きました。住民からは「説明が遅すぎる」と批判が相次ぎ、説明会は紛糾しました。

蒸気噴出の現場では、弁当の配達に訪れていた女性が硫化水素中毒と診断され、入院する事態となっています。しかし、企業側は噴出の翌日には事実を把握していたものの、4日まで公表しませんでした。 さらに、敷地内では当初から体に有害な硫化水素が検出されていたことなど、公表の遅れに住民の間には不信感が広がっています。

被害は町の基幹産業でもある農業にも及んでいます。近くを流れる川は、噴出された「石英」の影響で白く濁り、企業側によると、一部で農業用水の基準値の約2倍ものヒ素が検出されているといいます

※詳しくは動画をご覧ください。(7月5日放送『news every.』より)