“非正規春闘”10%以上の賃上げなどを要求へ
非正規春闘実行委員会は、非正規雇用の労働者らの賃上げを求める“非正規春闘”で来春は10%以上の賃上げなどを要求することを決めました。
「非正規春闘」は全国20団体の労働組合が参加し、非正規雇用で働く契約社員などの賃上げ交渉を企業側に求めるもので、来年で2回目の開催となります。
賃上げ要求では、物価高の中、非正規で働く人の賃金は依然低く、生活が苦しくなっているなどの理由から、今春の“一律10%”から来春は“10%以上”と目標を引き上げました。
今春の非正規春闘では、ABCマートで6%の賃上げなど、36社と交渉し、約半数の16社で賃上げを実現しています。
非正規春闘実行員会は、生活が苦しい人や、している仕事に対して賃金が見合わない人が多くいると訴え、来春もさらに賃上げを実現していきたいとしています。
非正規春闘では、来年の1月から2月に各社に対して要求を提出し、順次、交渉をスタートしていく見込みです。