×

大林検事総長が辞任、後任に笠間氏が就任

2010年12月27日 20:24
大林検事総長が辞任、後任に笠間氏が就任

 大阪地検特捜部の一連の不祥事の責任を取って、大林宏検事総長が27日に辞任し、後任に東京高検検事長・笠間治雄氏が就任した。

 大林氏は今年6月に就任したばかりだが、その後、大阪地検特捜部の前部長ら3人が逮捕・起訴されるという一連の不祥事の責任を取る形で任期半ばでの異例の辞任となった。一方、後任には笠間氏が就任し、「最高検が出した再発防止策を具体化するとともに早急に実施に移していきたい。検察のあり方検討会議の議論にもできる限り協力していきたい」と再生への決意を語った。

 先週には、最高検が事件の検証結果を公表し、再発防止策を打ち出しているが、特捜部経験の長い笠間氏をトップとする新たな体制で、国民から信頼される検察の再建を目指すことになる。