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社会
2015年1月2日 20:48

東京地検特捜部 政治家巡る捜査のポイント

 去年、相次いで明らかになった政治家を巡る問題。解党したみんなの党の渡辺喜美元代表の借入金問題、松島みどり前法相が自らの選挙区で「うちわ」を配布していた問題、小渕優子前経産相の政治団体が開催した観劇会の収支が正しく記載されていなかった問題。東京地検特捜部はこの3つの問題について捜査を進めているが、それぞれの捜査のポイントを整理する。

 渡辺氏を巡る問題では、借入金が政治資金収支報告書に記載すべき政治資金に当たると言えるかがポイントだ。渡辺元代表はこれまで、「金は個人として借りたもの」と説明している。特捜部は既に渡辺氏から任意で事情を聞いており、借入金の使途や関連する口座が政治活動に使われていたものかなどの捜査を行い、政治資金に該当するかを慎重に判断することになる。

 松島氏を巡る問題では、配布した「うちわ」が財産的に価値のある有価物に当たるのか、誰が、いつ、どういった人を対象に「うちわ」を配ったのかが捜査のポイントになる。松島氏は「『うちわ』は財産的に価値のあるものではなく、有権者への寄付には当たらない」として、違法性はないと説明している。特捜部は「うちわ」作成の経緯と配布した時期について捜査し、公職選挙法違反の寄付に当たるかを慎重に判断することになる。

 小渕氏を巡る問題では、誰がどのような経緯で実際とは異なる収支報告書の記載を行ったのかがポイントになる。小渕氏の元秘書で群馬県中之条町の折田謙一郎前町長は「小渕氏は一切把握していない。責任は私が負っている」と説明している。特捜部は既に去年、小渕氏の関係先の家宅捜索を行い、折田氏の聴取を行うなどの捜査を進めている。今後は、収支報告書の記載に関与したのは折田前町長だけなのか、なぜ実際と異なる記載がされたのかについて捜査し、政治資金規正法違反事件として立件するかどうか判断することになる。