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月組トップ・龍真咲「しっかり引っ張る」

2015年3月11日 19:05
月組トップ・龍真咲「しっかり引っ張る」

 宝塚歌劇団月組公演「1789−バスティーユの恋人たち−」の制作発表会見が11日、都内で行われ、月組トップスターの龍真咲(まさき)、トップ娘役の愛希(まなき)れいかが出席した。

 フランス革命に翻弄(ほんろう)されるさまざまな人間模様を、ポップな現代音楽に乗せて描くフレンチ・ロック・ミュージカル。
 2012年にパリの「パレ・デ・スポール」で初演され、日本での上演は今回が初となる。

 官憲に理不尽に父親を銃殺され、革命に身を投じる青年ロナン役の龍は「きらびやかな、いわゆる“宝塚の主役”というイメージをくつがえして、新たに地に足をつけて、ちょっと血なまぐさいような、泥臭いような、においのある役にできたらなと思っております」とあいさつ。
 座長として「しっかりと引っ張っていきたいなと思っております」と意気込みを語った。

 王妃マリー・アントワネットを演じる愛希は「このような身分の高い役を演じさせていただくのは、ほぼ初めて。(アントワネット役に)私の個性をプラスするのならば、自分は田舎育ちですので、そういった親しみやすい部分を出すことができたらなと。貴族にはほど遠い自分なので、そういったところが出過ぎない程度に(個性を)出せたらと思います」と話し、笑いを誘った。

 兵庫・宝塚大劇場で4月24日から6月1日まで、東京宝塚劇場で6月19日から7月26日まで上演される。