恒例「福男選び」 一番福は26歳会社員
商売の神様として知られる兵庫・西宮市の西宮神社で、「十日戎(えびす)」の10日、参拝一番乗りを競う恒例の「福男選び」が行われた。
10日午前6時、表大門が開かれると、参加者約3000人は、約230メートル先の本殿へと一番乗りを目指して、白い息を吐きながら勢いよく飛び出した。西宮神社では去年、参道の一部が敷き直されたことから、本殿直前のカーブに角度がつき、これまでに比べてコース取りがさらに難しくなった。
新しいコースを制して、今年の一番福を射止めたのは兵庫・高砂市の会社員・竹本陵平さん(26)だった。竹本さんは「うれしいです。取れると思っていなかったので。スタートが勝負だと思っていたので、スタートで抜け出せたので、後半バテたんですけど、何とか(一番福が)取れてよかったです」と話した。
福男に選ばれた3人は、この後、鏡開きを行い、一年の幸福を祈った。