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「カーブ直前まで加速続けていた」列車脱線

2015年5月15日 16:11

 アメリカのフィラデルフィアで列車が脱線し、8人が死亡、200人以上がケガをした事故で、事故原因などを調査している国家運輸安全委員会は14日、列車がカーブに入る直前まで制限速度を超えて加速し続けていたことを明らかにした。

 運輸安全委員会によると、先頭車両に設置されていたカメラの映像を解析した結果、列車は脱線する65秒前には直線区間を制限以下の時速112キロで走っていた。その後、43秒前に直線区間の制限の時速128キロに達し、さらに加速を続けた。そして事故の3秒前、カーブに入る直前に運転士が非常ブレーキをかけたものの、列車は制限時速80キロの倍以上の時速170キロで進入し、脱線した。加速が運転士の操作によるものかどうかは、わかっていないという。

 運輸安全委員会は今後、運転士から詳しく事情を聞く方針。