全国で２０日、看護師の国家試験が行われ、外国人受験生にも配慮して病名に英語を併記するなどの見直しをした問題が初めて出題された。

　今年の国家試験は、ＥＰＡ（＝経済連携協定）に基づき、来日した外国人約４００人も受験した。ＥＰＡで来日すると、在留期間の３年以内に国家試験に合格しなければならないが、過去２回の試験で合格したのは３人だけだった。試験問題に使われている日本語が難しすぎるとの指摘もあり、厚労省は今年から病名に英語を併記したり、一部の漢字にふりがなをつけたりするといった見直しをした。

　試験の結果は来月２５日に発表される。