1年の幸運願い…木製の玉を奪い合う 筥崎宮で「玉せせり」 福岡市
1年の幸運を願って木製の玉を奪い合う神事「玉せせり」が福岡市の筥崎宮で行われました。
福岡市東区の筥崎宮で行われた「玉せせり」は、競り子と呼ばれる男たちが、重さおよそ8キロの木製の玉を奪い合いながら、奉納する正月恒例の神事です。
玉に触れると、災いを逃れ幸運を授かると伝えられていて、締め込み姿の競り子が玉を奪い合いました。
競り子は、陸組と浜組に分かれていて、陸組が玉を奉納すれば豊作に、浜組が納めれば豊漁になると言われています。
ことし、奉納したのは、陸組でした。
訪れた人
「寒いのに、あの姿で水を浴びながら元気に声を出していて、力をもらえる気がした」
「勇ましくて男らしくて、この子に将来担がせたいな」
競り子
「スッキリしました。ことし1年楽しくなるようにしていきたい」
筥崎宮には、三が日でおよそ50万人が訪れたということです。
最終更新日:2025年1月3日 18:43