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福島第一原発 注意徹底の上、復旧作業進む

2011年3月25日 12:48
福島第一原発 注意徹底の上、復旧作業進む

 福島第一原子力発電所では、放射線量を注意深く確認しながら、電源の復旧や原子炉をより効果的に冷やす真水を送り込むための準備作業が行われている。

 「東京電力」によると、24日に作業員の被ばく事故が起きた3号機のタービン建屋については、放射能で汚染された水を除いた上で、電源復旧作業を再開させる予定。1号機・2号機・4号機では、計測機器やポンプなどが正常に作動するかどうかのチェックや壊れた部品の交換が行われている。

 また、2号機の中央制御室は、1号機と3号機に続いて25日中にも照明が点灯する見通し。

 一方、原子炉と使用済み燃料を冷やすために使っていた海水を、ダムから引いてきた真水に切り替えるための準備作業も進めている。経産省の原子力安全・保安院は、なるべく早く準備作業を終えて切り替えに着手したいとしている。真水が安定して原子炉と使用済み燃料プールに送り込まれるようになれば、事態の打開に向けた大きな前進となる。