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IAEA、放射線量測定の小型無人ヘリ公開

2014年9月26日 15:49

 IAEA(=国際原子力機関)は25日、福島第一原発の事故による放射能汚染を測定するために、独自に開発した無人の小型ヘリコプターを公開した。

 オーストリア・ウィーンのIAEA本部で公開された無人ヘリは、約2年前から開発が続けられていたもの。ヘリには、人工衛星からの信号で位置を把握できるGPS(=全地球測位システム)が搭載されていて、立体的な地図の上に細かく放射線量が記録できるという。汚染の測定は現在、大型の無線操縦ヘリでも行われているが、この無人ヘリは自動で飛行できる他、機体が小さいため住宅などに近づいてより詳しい測定ができるようになっている。

 IAEAでは今後、福島県内で実地試験を行った後、来年にも県に贈りたいとしている。