原発30キロ地点で年間放射線量超える値
文科省は、福島第一原子力発電所から約30キロの福島・浪江町で24時間の放射線量を測定した結果、一般の人が一年間に浴びる放射線量を超える値が計測されたと発表した。
文科省は、原発から北西約30キロの浪江町の路上で、23日正午過ぎ~24日正午過ぎの24時間、放射線量の計測を続けた。その結果、計1437マイクロシーベルトが検出されたという。
一般の人が一年間に浴びる放射線量の限度は、レントゲンなど医療による被ばくを除いて1000マイクロシーベルトと定められている。今回は24時間でこの値を超えた。
文科省は、25日から放射線測定器を積んだ小型機で付近の上空の放射線量の計測を始めるなど、引き続き注意深く観測を続けている。