×

水処理システムの稼働率、73.7%に上昇

2011年8月4日 2:32

 「東京電力」は3日、福島第一原子力発電所で放射性物質を含む汚染水を浄化する水処理システムの稼働率が、2日までの1週間で73.7%だったと発表した。処理量は約6190トンで、稼働率は前の1週間の58%から15ポイント以上上がった。大きなトラブルがなかったことが要因だという。

 東京電力は、新たなホースを設置するなどして、来週は稼働率90%を目指したいとしている。

 また、東京電力は、汚染水処理の効率を上げるため、新たな浄化装置「サリー」の通水試験を行っている。サリーは、合成樹脂に放射性物質を吸収させることで汚染水の濃度を最大100万分の1まで下げることができるということで、東京電力は、早ければ6日から試運転を開始したいとしている。

一緒に見られているニュース