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不審な業者「下見」の場合も 関東で相次ぐ強盗…共通点は

2024年10月17日 0:41
不審な業者「下見」の場合も 関東で相次ぐ強盗…共通点は

今年8月以降、関東各地で相次いでいる強盗事件。一軒家が被害に遭っている共通点があり、警察が関連性を捜査しています。横浜で起きた事件では3日ほど前、「水道を調べたい」と不審な業者が付近の住宅を訪ねていたといいます。

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今年8月以降に関東各地で相次いだ強盗事件。警察庁は7つの事件について、指示役が同じとみて捜査を進めています。

そして先週、千葉・船橋市、16日に千葉・白井市と神奈川・横浜市で発覚した新たな事件。これらについても、警察は関連も視野に捜査をするとしています。

事件の多くに共通するのは、被害に遭っているのが一軒家だということです。

そのひとつ、東京・国分寺市の住宅では事件の前、家のリフォームをしたといいます。このリフォームが事件につながったかはわかっていませんが、専門家は一般的に家に見知らぬ第三者が入ることは、個人情報流出のリスクを伴うと注意を呼びかけています。

犯罪学者 龍谷大学研究員 廣末登氏
「リフォーム、屋根、ガス点検。個人の家に入り込んで下見をするというのが増えてきた」

関連はわかっていませんが、16日に発覚した横浜の事件でも3日ほど前、付近の住宅には「水道を調べたい」と不審な業者が訪ねてきたといいます。

白井市の現場周辺でも…

──訪問営業された?

近隣住民
「結構来てるわ。うちは興味ないからって断ってる」

近隣住民
「買い取り業者みたいな金とか買い取りしますよって、そういう業者は(家に)来たと聞いた」

──どういった情報を集めている?

犯罪学者 龍谷大学研究員 廣末登氏
「例えば午後2時に訪問したときに誰がいるのか、何人の人間が生活しているのか、家族の状況、お金を持っていそうかなどチェックしていると考えられる」

被害に遭わないため、今からできる対策は…

犯罪学者 龍谷大学研究員 廣末登氏
「家に入れないことが一番大事です。玄関のドアを開けるのではなくて、インターホン越しに断ったほうがいいですね。ダミーでもいいから防犯カメラをつけていただきたい。センサーライトもあるので、人が来たらパッと電気がつくような。窓ガラスを割るという強引な方法で侵入していますから、割れないように防犯フィルムを窓にはる」

また寝室などにはカギをつけて、もし家に入られても部屋への侵入を防いでほしいとしています。

(10月16日放送『news zero』より)

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