東京電力「1~4号機、燃料露出に至らず」
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「東京電力」は9日、福島第一原子力発電所の事故で1号機から4号機の使用済み燃料プールで燃料の露出はなかったなどとする調査報告書を、経産省の原子力安全・保安院に提出した。
報告書には、1号機から4号機までの使用済み燃料プールで冷却機能が失われて水温が上昇したものの、コンクリートポンプ車による注水などで水位は保たれ、燃料の露出には至らなかったなどとする内容が記載されている。
また、専門家らが3号機で燃料が再び溶融した可能性を指摘していることについて、東京電力は「データを解析した結果、再溶融は起きていなかった」とする見解を発表した。3号機では、東日本大震災の発生から10日後に原子炉への注水量が減ったというデータがあり、再溶融の根拠の一つとされていたが、実際は消防ポンプで十分に注水されていたという。