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福島第一原発2号機 再び核分裂反応か

2011年11月2日 11:24
福島第一原発2号機 再び核分裂反応か

 福島第一原子力発電所2号機で、再び核分裂反応が起きている可能性があることがわかった。

 「東京電力」によると、1日に福島第一原発2号機の格納容器の中にあるガスを調べたところ、核分裂反応が起きたときにできる「キセノン133」と「キセノン135」とみられる物質が検出された。キセノン135は半減期が9時間と短いことから、東京電力は2号機で再び部分的に核分裂反応が起きている可能性が否定できないとして、核分裂を止める効果があるホウ酸水の注入を行った。

 これまでに、原子炉の温度や、周辺での放射線量に変化はないという。東京電力は、第三者機関に依頼してさらに詳しい分析を進めることにしている。