×

第三者機関 吉田調書報道「重大な誤り」

2014年11月12日 18:43
第三者機関 吉田調書報道「重大な誤り」

 朝日新聞社の第三者機関「報道と人権委員会」は、福島第一原発事故のいわゆる「吉田調書」をめぐる5月20日の朝刊の記事について、調書の入手は評価したものの、「報道内容に重大な誤りがあった」「公正性、正確性への配慮を欠いた」などとする見解をまとめた。また、報道後に批判や疑問が拡大したにもかかわらず適切・迅速に対応せず、信頼を失ったと指摘している。

 朝日新聞社の西村取締役・編集担当は「報道機関の根幹にかかわる厳しいご指摘を受けました。重大な誤りを引き起こした責任を痛感しています」とコメントしている。