政府、低線量被ばくの健康影響で作業部会
福島第一原子力発電所事故を受け、政府は9日、低い放射線量の被ばくが健康に与える影響について話し合う作業部会の第1回会合を開いた。
9日の会合では、「計画的避難区域」の設定基準でもある年間20ミリシーベルト程度の被ばくが健康にどんな影響を与えるかについて、がん発症のリスクの観点などから意見が交わされた。
会合は今後、8回程度開かれる予定で、子供や妊娠している人への影響について、重点的に話し合いを行っていくという。また、この会合での議論を、「警戒区域」や「計画的避難区域」の基準設定に生かしていきたいとしている。