復興への思い語る…宮古市長の「熱血教室」

岩手・宮古市の山本正徳市長が1日、市内の中学生たちに東日本大震災からの復興と今後の街づくりについて語りかける特別授業「市長の熱血教室」をスタートさせた。
この特別授業は、「将来、復興の中心となって街づくりに携わることになる若い世代と意見を交わしたい」として、山本市長が発案したもの。
第1弾は重茂中学校で行われ、山本市長は全校生徒52人を前に、復興計画の意義や方向性について説明した。生徒からは、復興にかかる財源や雇用問題など鋭い質問が投げかけられ、このうち、山本市長は避難対策について「津波が起きた場合、その危険性をより効果的に伝える術(すべ)を考えなければならない」などと答えた。
この特別授業は、宮古市内の8つの中学校で行われることになっている。