東日本大震災の復興事業 初検証
政府が国の予算の使い方などに無駄がないか検証を行う「行政事業レビュー」は11日が2日目で、初めて東日本大震災の被災地の復興事業を検証した。
2日目の11日は、東北の風評被害を払拭し、震災の影響で大きく落ち込んだ外国人観光客を増やして復興を加速化させる事業が取り上げられた。
この中で観光庁は、外国人に東北をPRするためのプロモーション映像を上映するなど、これまでの取り組みをアピールしたが、出席した有識者からは、「英語に初歩的なミスがある」「作ったというだけで発信になっていない」などと厳しい意見が相次いだ。
検証の取りまとめでは、「観光庁は分析能力に問題がある」「観光客の視点が欠如している」として、事業の目標設定などを根本から見直すよう促すものとなった。