商店街が“ツバメの子育て”サポート 小学生「人生っていいんだな」 命の大切さ伝わる 高知市
高知市の升形商店街ではこの季節、多くの子育てをしているツバメを見ることができます。ツバメのヒナが一斉に黄色い小さな口を開け、エサをおねだりする様子も。商店街では約15年前からツバメの子育てをサポートしているのです。
屋根に張り巡らされたヒモは、天敵のカラスが巣に近づかないようにする対策です。さらに、巣の近くにはカラスよけの手作りステッカーも貼られています。
こうした商店街の優しさが伝わったのでしょうか。毎年春になると多くの親ツバメが訪れるようになり、今年は20組ほどが子育て中だといいます。ぬくもりに包まれスクスクと成長していくヒナの姿に、街の子どもたちも“人生”を感じているようです。
――ツバメ見たことある人?
小学生
「は~い」
「生きているのを見たら、やっぱり人生っていいんだなと思う」
「かわいい。死なないように生きてほしい」
升形商店街振興組合部長の田島明さんは「毎年飛んできてくれるのが、一番うれしいですね。先ほどの小学生のように、飛んでくる生き物を大切にするという心を持ってもらいたいです」と話しています。
次の世代にも、命の大切さが伝わっているようです。